日本のモノづくりのやり方は欧米のモノづくりと違うと考えています。今回はそのことについてお話します。
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ひとつの製品には必ず会社の全部門のかかわりがある。企画から営業、生産、配達、代金回収を一人ですべてやるということはまずないだろう。
その製品を企画した部門から始まって、図面化し、注文を取り、工程を作り、材料を仕入れ、生産計画を作り、生産し、検査し、梱包し配達し、代金を回収するといったそれぞれの部門の人たちが、自分の役割にとどまらず現場でそのモノを前にしてワイワイガヤガヤとまじめな議論をすれば、必ずいろいろないい改善のアイデアが出る。それぞれの部門だけではどんなに頑張っても出てこない全体最適の経営レベルのアイデアや具体的な改善の実践方法が現場で生まれるのである。これはトップダウンで戦略を展開する欧米流のやり方とは真逆の、現場改善などの戦術実行を通じて戦略を形成する日本独特のアプローチである。
Question:皆さんの会社では、文章にあるようにいろいろな部門の人たちが製品について一緒に語り合うという機会がありますか?
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2023.01.24
【第291回】コンサルタントの改善日記 現場改善におけるサプライチェーンとはどういう事かについてお話させていただきました。
これからも様々な事が起こると思いますが、
改めてベーシックなところに立ち戻るということは非常に役立つと考えます。 -
2023.01.10
【第290回】コンサルタントの改善日記 「7つのムダ」について事例を交えながら解説させていただきました。
「7つのムダ」が頭の中にあれば、気付きが増え現場のカイゼンが進みます。
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2022.12.20
【第289回】コンサルタントの改善日記 モノの置き方と表示についてのお話をさせていただきました。
「品目表示」「所・番地表示」「次工程表示」「量表示」「管理担当者表示」
この5つの表示があると良いと私は考えます。 -
2022.11.22
【第287回】コンサルタントの改善日記 「リードタイム」を簡単解説させていただきました。
見えている様で見えていない現象を記号化することで見えるようにする
「工程分析」という手法を使ってのカイゼンの話もしております。このような事を繰り返しながら日本の製造業を強くしていきましょう。
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2022.11.15
【第286回】コンサルタントの改善日記 「間締め」で生産性を向上させましょう。
前提条件の説明と実例動画、その解説をさせていただきました。
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2022.11.08
【第285回】コンサルタントの改善日記 短くまとめたカイゼンの動画を見ていただいておりましたが、
今回は、カイゼンの様子を長めにまとめた動画を製作いたしました。どんな会話をしているのか、どんなタイミングでどんな発想が生まれるのか…
動画を見ながら雰囲気を体験していただけたらと思います。ご協力いただき誠にありがとうございます。
野菜くらぶ様: https://www.yasaiclub.co.jp/index.php
サニタスガーデン様: https://www.sanitas.jp/みんなで一緒に日本を元気にしていきましょう!