今回は先回の『儲かるメーカー改善の急所101項』【急所1】の続きです。
【急所1】工場でのあらゆる活動は、お客様からのご要望に応えるために行っている。
計測器メーカーK社は国内のほとんどの自動車関連会社にその商品を使ってもらっています。しかしある自動車会社の系列では全く使ってもらえませんでした。自社の製品が圧倒的にいい商品だと自信があったのですが昔からのことなので諦めていたのです。しかしある時、営業の新人Eさんが勇気を出してコンタクトして実際にその会社の現場に入らせてもらい、なぜ使ってもらえないのかを直接に聞いてみました。
すると驚いたことに、その工場で昔から使っているラインサイドの棚のサイズに入りきらないので買えないという実にシンプルなそして「うっそー!」みたいな答が返ってきました。Eさんはすぐにその棚に入るサイズのパッケージを自分で作ってそれを持って再提案をしたところ即座に注文をもらえたのです。営業のベテランではできない、何も知らない新人だからできたことと言われましたが、そこに真のお客様がいらっしゃったということですね。
これらのことは決して簡単なことではありません。しかしこれから始まる大きな変化に対応する大切な視点だと考えます。
『儲かるメーカー 改善の急所101項』
(画像をクリックするとAmazonにいきます)
-
2023.01.24
【第291回】コンサルタントの改善日記 現場改善におけるサプライチェーンとはどういう事かについてお話させていただきました。
これからも様々な事が起こると思いますが、
改めてベーシックなところに立ち戻るということは非常に役立つと考えます。 -
2023.01.10
【第290回】コンサルタントの改善日記 「7つのムダ」について事例を交えながら解説させていただきました。
「7つのムダ」が頭の中にあれば、気付きが増え現場のカイゼンが進みます。
-
2022.12.20
【第289回】コンサルタントの改善日記 モノの置き方と表示についてのお話をさせていただきました。
「品目表示」「所・番地表示」「次工程表示」「量表示」「管理担当者表示」
この5つの表示があると良いと私は考えます。 -
2022.11.22
【第287回】コンサルタントの改善日記 「リードタイム」を簡単解説させていただきました。
見えている様で見えていない現象を記号化することで見えるようにする
「工程分析」という手法を使ってのカイゼンの話もしております。このような事を繰り返しながら日本の製造業を強くしていきましょう。
-
2022.11.15
【第286回】コンサルタントの改善日記 「間締め」で生産性を向上させましょう。
前提条件の説明と実例動画、その解説をさせていただきました。
-
2022.11.08
【第285回】コンサルタントの改善日記 短くまとめたカイゼンの動画を見ていただいておりましたが、
今回は、カイゼンの様子を長めにまとめた動画を製作いたしました。どんな会話をしているのか、どんなタイミングでどんな発想が生まれるのか…
動画を見ながら雰囲気を体験していただけたらと思います。ご協力いただき誠にありがとうございます。
野菜くらぶ様: https://www.yasaiclub.co.jp/index.php
サニタスガーデン様: https://www.sanitas.jp/みんなで一緒に日本を元気にしていきましょう!