4月2日の32号で私はこう書きました。
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これからたくさんのお客様を獲得し、たくさんの商品を作るのです。そのためにまず必要なのは場所です。
これがなければ将来構想は絵に描いた餅です。目の前にある使わない要らないモノをもったいないと言って、
将来の可能性をつぶしていいとは思いません。将来の可能性をあきらめることの方がずっともったいないと私は考えます。
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読んでくださった方から、このことについてもう少し具体的に話してほしいとのご連絡をいただきました。今回はそのお答えです。
下に示した図をご覧ください。これはKZ法を実行したたくさんの会社での実績をまとめたものです。左側の四角のわくの中が最初にKZ法を実行した時のことで、みんなでワイワイガヤガヤと議論するところから活動が始まります。右側の四角のわくの中は結果の経営成果です。そしてその二つのわくに挟まれている小さな矢印で結ばれた四角が実行した改善なのですが、一番たくさん矢印が出ている改善成果(真ん中の上にある赤く塗ってある四角)が「まとまった空きスペースの拡大」でした。すなわち場所を生み出すことはその先の改善へのポテンシャルとなり更なる成果を生んだのです。
これは私にとってもとても意外な結果であったのですが事実です。
これからの厳しい変化の時代に生き残り勝ち進むためには、よりお客様に近付いてニーズに合ったモノづくりをすることが求められます。お客様も品種も増えていくことでしょう。それに対応するためにはまず場所が必要です。しかし多くの工場が既にモノで溢れていて新しい仕事などとても無理無理といった状態です。しかし銀行からお金を借りて新たに土地を買うというリスクも犯せないし、ということで将来を諦めていたらもったいない!それがKZ法で場所を生み出すことの大切さなのです。32号の写真をもう一回見てください。KZ法は完全にノーリスクです!!
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2023.03.21
【第295回】コンサルタントの改善日記 「段取替え」に関して現場でもよく質問される2つについてお話させていただきました。
1つ目 生産性を上げたいので段取替えの回数を減らしたい
2つ目 シングル段取りが出来たらもう改善の必要はないのか -
2023.03.07
【第294回】コンサルタントの改善日記 『儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉』について深堀り解説をさせていただきました。
改善の急所27 見えないものを見えるようにする方法
実際の事例を交えながらお話いたしました。
改善の急所はAmazonにてご購入いただけます。
儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉(日本経営合理化協会) https://amzn.to/35ms49a -
2023.02.21
【第293回】コンサルタントの改善日記 とても素晴らしいと感じた改善をご紹介させていただきました。
日本の製造業らしい貴重なカイゼンです。
撮影にご協力いただきましたのは、株式会社熱学技術様です。
ご協力いただき誠にありがとうございました。株式会社熱学技術: https://www.netugakugijutu.com/
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2023.02.07
【第292回】コンサルタントの改善日記 2022年の現場カイゼン活動を振り返りながら、お話をさせていただきました。
苦しいこともあったと思いますが、良い変化もあったことと思います。
2023年も時代の変化を乗り越え飛躍していきましょう。よろしくお願いいたします。
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2023.01.24
【第291回】コンサルタントの改善日記 現場改善におけるサプライチェーンとはどういう事かについてお話させていただきました。
これからも様々な事が起こると思いますが、
改めてベーシックなところに立ち戻るということは非常に役立つと考えます。 -
2023.01.10
【第290回】コンサルタントの改善日記 「7つのムダ」について事例を交えながら解説させていただきました。
「7つのムダ」が頭の中にあれば、気付きが増え現場のカイゼンが進みます。