先回、世界初とギネス認定されたロボットホテルに行ったことを書きましたが、そのとき同じ長崎県の軍艦島にも行きました。
軍艦島は長崎県長崎市の端島(はしま)の俗称で、外見が軍艦に似ているのでそう呼ばれているのです。
なぜ軍艦の形になったかというと、この島は明治から昭和にかけてここから海底炭鉱に降りて石炭を採掘した基地となっており、ここで働いていた方々のご家族の生活拠点として鉄筋コンクリートアパートや学校などが建てられその形になったのです。島のサイズは480m×160mと極めて小さいのですが、1960年には5000人を超える人が住んでおり、当時の人口密度は83600人/㎢(世界一!)のものすごい住宅密集地であったとのことでした。
1941年には年間41万トンもの良質石炭が採掘され日本の近代化を大いに支えた軍艦島ですが、1960年以降に主要燃料が石炭から石油にシフトするエネルギー革命が起こり、炭鉱の存在意義が薄れ1974年に閉鎖され端島は無人島となったのです。
現在は一部ですが入島が可能となり私も上陸して見たのですが、完全な廃墟です。
1974年という年は私が社会人になった年で自分としてはそんな昔という印象がありません。そしてエネルギー転換という言葉は知っていましたが歴史的な知識としての認識であって、今回のように自分の目でその変化を見たのは初めての体験でした。そしてやはり世の中は変化をし続けているということを改めて理解し実感しました。
石炭から石油へのシフトに終わらず変化は続いています。アナログからデジタルに、ガソリンエンジンから電気モーターに、有人運転から無人運転へ、電子計算機から人工知能へ、など技術的な面だけ見ても世の中は大きく変化しています。
そして先日号外でお伝えしたように社会面でも大きな変化が起きています。
改めて世の中の変化を前提に私たちのモノづくりも大きく変えていく必要があると思いました。
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2020.06.24
【第133回】コンサルタントの改善日記 今回は私の履歴書の第3話となります。
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2020.06.24
【第132回】コンサルタントの改善日記 今回は私の履歴書の第3話となります。
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2020.06.24
【第131回】コンサルタントの改善日記 今回は私の履歴書の第2話となります。
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2020.06.24
【第130回】コンサルタントの改善日記 今回は「私がなぜ改善コンサルタントになったのか?」について話してみました。
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2019.12.11
(号外11)一般社団法人日本カイゼンプロジェクト 第一回工場見学会報告 11月21日~22日の2日間にわたって(一社)日本カイゼンプロジェクト主催の工場見学会が行われました。会場は滋賀県長浜市の大塚産業マテリアル株式会社と株式会社シガウッドの2社でした。両社とも近江の「三方良し」に基づいて経営をしておられ、中心に人がいてカイゼンがあって大きな経営成果を上げておられます。
日本カイゼンプロジェクトの工場見学は、ただ見学するだけでなく『おみやげ・お買い上げシート』を使って、見学者もカイゼン議論に参加するやり方なのですが、かかわった方全員が自社にも有効な経営カイゼン議論をするというユニークな見学会になりました。
おみやげ:見学した現場に対するアドバイス
お買い上げ:見学した現場にあった素晴らしいカイゼン
「おみやげ」と「お買い上げ」について、それぞれ最低一件は書かないと夕食抜きという厳しいルールが課されました(笑)。
その結果、皆様たくさんのアドバイスと評価をして下さいました。参加した方と受け入れた方のすべての方が大きな学びを得たと思います。
参加者の皆様、受け入れ準備をして下さった2社の皆様、素晴らしい会をお作りくださりありがとうございました!
大塚産業マテリアル(株): https://ohtsukasangyo.com/material/
(株)シガウッド:http://www.shigawood.com/
(一社)日本カイゼンプロジェクト:https://www.kaizenproject.jp/
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2019.03.18
来年度の私の仕事 つい先日お正月を迎えたばかりと思っていますが、既に3月も末に…。年度末、学年末の時期となりました。
そろそろ来期の仕事の進め方を具体的に考えるタイミングです。変化のスピードが速い昨今、仕事のやり方にもスピードアップが求められますね。
来る新年度、私はこれまでのコンサルタントとしての仕事、大学大学院ビジネススクール客員教授、講演会講師としての仕事に加えて一つ新しい改善の仕事を始めます。各企業で実行している素晴らしい改善をそこでとどめずみんなで更に磨き上げて大きな改善を育てるプラットフォームを作ります。プラットフォームについては次回に改めてご報告いたします。
さて、今年度の主な講演会の内容が確定しましたのでご連絡させていただきます。
大阪府工業協会主催の「工場経営研究会」は私が主任講師を務め、13人の各分野の専門家が幅広くモノづくりに必要な実践的な講義(合宿2回を含む、計16回)を行うものです。
また日本経営合理化協会主催の「第9回工場生産『管理者』育成学校」は私が4回にわたり実践的な講義と実習をするもので、工場管理に必要な仕事のやり方を実践的な講義と宿題を通じて身につけて頂くユニークな講座です。ご興味ある方はぜひご参加ください。お目にかかるのを楽しみにしています。お元氣で!