S県A社 自動車関連機器製造の事例紹介

1.お客さまの問題点

業界の景気が落ち込み、売り上げが下がり、在庫が急激に増えた。その結果、資金繰りが苦しくなった。在庫を減らす努力はしていたが、減るどころか増え続けた。

2.具体的な提案

社長を筆頭に役員全員と主要な管理職でKZ法を行い、まずは会社全体の中での主な問題点を明確にすること。

3.お客さまと共に取り組んだ現場改善の手順

  • 管理職主体の改善実行チームを編成し、毎週1回チームが全員で改善を実行した。
  • 整理整頓の実行で倉庫を1つ空にして、その場所を組立工場化し、外注していた仕事を内製化した。
  • 2時間分しかなかった部品供給設備を自力で8時間分まで拡大し、夜間自動運転を可能にした。その結果、能力不足で外注していた仕事を内製化した。
  • 段取り替えの改善で、ロットでなくこまめに製品を作れるようになったため、客先にJIT納入を提案した。そして客先の在庫削減に対応して受取手形サイトの短縮の承諾を獲得しキャッシュフローを改善した。
  • 組み立てには大型のコンベアーを使っていたが、廃止しセルライン形の組み立てになりリードタイムを短縮した。

4.お客様が得た成果

  • 在庫削減(改善開始前の1/3になった)
  • 品質向上(客先からの指摘が半分以下になった)
  • 生産性向上(30%)
  • キャッシュフローの改善